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資源を活かす知恵
ザストでは、残糸や残布、廃盤糸、余剰生地など、通常であれば使われずに終わってしまう素材を積極的に選んでいます。
企画や生産の面では制約が増えますが、その制約こそが新しい発想を生み、お客様にとっては高品質な商品を手頃な価格で楽しめるメリットになります。
積み重ねてきた素材活用の知恵は、これからの時代に求められる持続性にもつながる大切な価値だと考えています。
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現場から生まれるデザイン
素材選び、企画、生産、販売までを自分たちの手で行う一貫したものづくりは、創業期から続くザストの根本の姿勢です。
お客様と向き合う現場の声を直接デザインに反映することで、使う人の生活に寄り添った商品が生まれます。
販売は終わりではなくはじまりというモットーのもと、いただいた声や評価を次の企画につなげる循環を大切にしています。
現場から生まれるリアルな発想こそ、ザストのものづくりの強みです。 -
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利害の接点を見つけるつながり
ザストには長く取引が続くパートナー企業が多くあります。それは、自社の都合だけでなく、相手の都合にも耳を傾け、互いにとって良い形を丁寧に探し続けてきたからです。
交渉には難しさもありますが、利害は広がる面ではなく、必ず一本の線としてどこかで交わる。その一点を見つけることができれば関係は続き、共に成長できます。
仕入れでは、先方の求めにできる限り応えながら、こちらの希望も誠実に伝えることで、双方にとって良い方向に進む関係を築いてきました。
生産でも、工場の閑散期に合わせた発注や先方の状況に応じた数量調整など、互いにメリットが生まれる形を模索し続けています。
一方的に求めるのではなく、双方の利害が重なる一点を見つけること。
この姿勢こそが持続的な信頼を生み、ザストのDNAとなって受け継がれています。
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リアルとデジタルの融合
ザストが目指すのは、便利さと体験のどちらかを選ぶのではなく、二つを相互に生かす未来です。
店舗での体験を大切にしながら、アプリやECを通じて新しい買い方の選択肢を広げ、お客様が自由に行き来できる環境を整えています。
デジタルは効率や利便性を高め、リアルは安心感と信頼を生む。
二つが重なり合うことで、より丁寧で深い体験を提供できる未来を目指しています。
リアルとデジタルを融合させる取り組みは、ザストの価値をさらに広げるための大切な柱です。 -
持続可能な開発目標 SDGs
歴史に根付く
“もったいない“精神
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私たちザストの商いの根っこには、ひとつの言葉があります。
それは昔から日本で大切にされてきた「もったいない」という感覚です。
創業当時、百貨店に納めた洋服が売れずに戻ってくることがありました。
まだ誰かに着てもらえるはずの一着が、ただの在庫として扱われる。
そのたびに胸の中に浮かんだのは「もったいない」という思いであったと創業者から聞きました。
さらに、百貨店ブランドが売れ残った商品を廃棄していると聞いたときも、感じたのは同じことでした。
そして時代は今、SDGSを求めています。
けれどザストにとって、それは新しい挑戦ではありません。
昔から大切にしてきた「もったいない」の精神が、そのままSDGsの理念に重なっているだけです。
必要以上につくらないこと
捨てずに活かすこと
価値あるものを必要な人につなぐこと
地域とともに歩くこと
パートナーと共創すること
どれも、創業当時から続く私たちの自然な姿勢です。
派手なことはしなくてもいい。
立派な言葉を掲げなくてもいい。
続けられることを続ける。
小さな行動を積み重ねる。
その先にこそ、ザストらしい持続可能性があると信じています。
「もったいない」という昔からの価値観が、今の未来をつくる。
それがザストのストーリーです。
ここから、SDGSのGOALSと結びつく私たちの取り組みをご紹介します。 -
