代表者メッセージ Message
-
株式会社ザスト代表取締役社長図子田 佐知
-
三代でつないできたザストの物語
ザストは、群馬県桐生の繊維文化の中で生まれ、
三代にわたり続いてきた会社です。
創業者である私の祖父が生地を探し、祖母が服を縫い、祖父が販売したところから始まりました。
物が十分でなかった時代に、手仕事と工夫で商いを続けてきた姿勢は、今もザストの根に流れる大切な精神です。
二代目は初代の仕事ぶりを受け継ぎながら、その基盤を大きく広げました。
ブランドやメーカーと直接つながり、返品品や余剰品を仕入れて販売するアウトレット事業を確立し、現在のザストの原型をつくり上げました。
取引の幅が広がる中でも、お客様に誠実であるという姿勢を決して曲げず、その精神は今も私たちの礎になっています。
三代目である私は、幼い頃から祖父の話を聞き、二代目の背中を見て育ちました。 学生時代には店頭に立ち、接客を通して洋服が人の心を変える瞬間を数え切れないほど見てきました。
試着した途端に表情が変わり、前向きな気持ちになるあの瞬間に触れるたび、ファッションには人を元気にする力があると強く感じました。
その実感こそが私の商いの原点です。
社長就任後は、アウトレットの強みである多様性に、体験とストーリーの価値を重ねることに力を注いできました。
テーマのあるイベント、訪れるたびに表情を変える売り場、スタッフとお客様の温かい会話。
その積み重ねが、少し大げさですが、本当にテーマパークより楽しいと言っていただける店づくりにつながっています。
そして今、ザストは新たな挑戦として、現場の声から生まれるオリジナルプロダクトに取り組んでいます。
ただ仕入れて売るのではなく、お客様の声やスタッフのアイデアを形にし、長く愛される商品を育てていく。
これは三代目として過去を受け継ぎながら、これからの時代に必要なザストの新しい価値だと考えています。
インターネットで何でも買える時代になりました。
だからこそ、実際に触れ、試し、語り合いながら選ぶリアルな体験の価値は、これまで以上に大切になると考えています。
桐生で育まれたものづくりの精神を胸に、初代が始め、二代目が形づくり、三代目である私がこれからへつなぎます。
ザストはこれからも、お客様の日常が少し前向きになるような体験を届け続けたいと思っています。
これからのザストをどうぞよろしくお願いいたします。
-
経営理念 Vision
-
つくり、売り、届ける。
そのすべてを自分たちの手で。人の力で価値をつくり、お客様にまっすぐ向き合う商いを通じて、豊かな暮らしと心のつながりを生み出す
商売は本来とても楽しいものであるはずです。
自分でつくったものを、自分で売り、お客様に評価をいただく。
そのシンプルな喜びこそが商売の醍醐味だと私たちは実際に感じてきました。その原動力となるものは、もっとお客様に喜んで頂き、もっと自分たちも楽しむ。それは創業から変わらない。
初代社長が始めた事業は、地道な積み重ねの中で大きくなり、やがて卸売へと広がりました。
しかし規模が拡大するほど、取引先の業績や担当者の判断ひとつで状況が変わり、本来向き合うべきお客様ではなく、企業間の都合に気を遣う場面が増えていきました。
小売に転換して気づいたのは、商売はもっとまっすぐでいいということです。
小売はお客様だけをしっかりと見ていればいい。
誰の顔色にも左右されず、ただ目の前のお客様が何を求めているかに集中できる。
自分たちの軸で判断し、自分たちの責任で決めていける。
お客様と正面から向き合うことができる商売です。
だからこそ小売は楽しい。
その楽しさこそがザストが未来へつなぎたい価値です。
自分たちの手でものをつくり、
自分たちの言葉でお客様へ届け、
自分たちの目で反応を受け取る。
その手応えと実感には、仕事の意味と誇りがあります。
ザストでは販売スタッフも積極的にものづくりに関わります。
企画者のように、デザイナーのように、自分の想いを商品という形にして、それをお客様が気に入って何度も着てくださる。
「こればっかり着ているの」
とお客様に笑顔で言っていただけたときの嬉しさは、涙が出るほどです。
商売の本当の面白さは、こうした瞬間に宿っています。
変化の時代でも、逆境の中でも、商売の原点は変わりません。
このシンプルで力強い価値を大切にしながら、これからのザストをつくっていきます。
そしてこれからAIの時代が本格的に訪れるからこそ、人が向き合う商いの価値はさらに大きくなると考えています。
効率や便利さはAIが担うようになっても、お客様の迷いに寄り添い、言葉の裏にある気持ちを受け取り、安心と納得を届けることは人にしかできません。
テクノロジーが進んでも、商売の中心にあるのはいつも人です。
その確信を胸に、人の力で選ばれるブランドを目指していきます。
コンセプト Concept
-
01心が動く体験を
-
ザストは、小さい会社だからこそ体験を何より大切にしています。
人が実際に動き、見て、触れて、感じることが、会社にとって最大の学びであり成長だと考えているからです。
自然に囲まれたセミナーハウスでの合宿研修や、
各地での訪問や勉強会など、場所にとらわれない学びの機会を設け、
スタッフが日常から一歩踏み出し、感性を磨ける環境づくりを続けています。
どこかへ行くこと、新しいことにチャレンジすること。
その一つひとつの体験が視野を広げ、発想を育て、
お客様の心が動く提案へとつながっていきます。
また、社内には企画や撮影、学びを共有するためのスペースを整え、
スタッフが集い、対話し、発想を交わし合える場を大切にしています。
日々の仕事の中で経験が循環し、互いの成長がブランドの力になる仕組みです。
商品を販売するだけではなく、
会社そのものが体験を通じて成長し続けること。
これがザストの根本の姿勢であり、
心が動く体験を生み出す源になっています。
-
02変化を恐れず挑戦を楽しむ
-
ザストの歩みは、いつの時代も挑戦の連続でした。
卸売から小売へ、そして新しい業態への展開へ。
変化の波が押し寄せるたびに、私たちはそこに新しい価値を見出してきました。
挑戦を前向きに楽しむ姿勢こそが、会社を進化させる原動力です。
-
03人と人がつながる場所へ
-
店舗は商品を買う場所ではなく、人と人がつながる場所です。
スタッフが心を込めてつくった商品を、自分の言葉で届け、
お客様が笑顔で応えてくださる。
その循環が商売の原点であり、ザストが最も大切にする価値です。
AIの時代になっても、最後に力を持つのは人と人のつながりだと考えています。
-
ザストの歴史 History
-
ザスト/図子田商店の歩み
ザストの歴史は、戦後まもない1949年に図子田商店としてスタートしました。
物が不足する時代に、生地を仕入れ、桐生で縫い、都内で販売する。
小さくても、自分たちの手でものをつくり、お客様に届けるという姿勢が会社の原点でした。
その後、時代は高度経済成長へと向かい、DCブランド全盛期には卸売事業が大きく伸び、業績はピークを迎えます。
多くの企業と取引し、海外にも事業所を構えるほどに拡大しました。
しかし1990年代、バブルが崩壊すると状況は一変します。
当時、ファッション業界でも連鎖的な倒産が相次ぎ、取引先が次々と不当たりを出す事態となりました。
その影響で億単位の損失が複数発生し、会社は倒産の危機に直面します。
この出来事をきっかけに、先代社長は長年続けてきた卸売業から撤退する決断をします。
どれほど真面目に商売をしていても、取引先の倒産一つで会社が大きく揺らぐ構造に限界を感じ、
「自分たちの目でお客様と向き合い、自分たちの責任で商売を完結させるべきだ」と考えたからです。
そこから、小売事業への転換が進みます。アウトレット事業を開始し、段々と店舗数も増え、お客様と直接コミュニケーションを取りながら提案できる小売の商いが、会社の中心になっていきました。
そしてコロナ禍が再び大きな問いを投げかけます。
当時、立地が良いと言われていた店舗は人通りが途絶え、店内が静まり返りました。
一方で、日頃からお客様との関係をていねいに築いてきた店舗には、
緊急事態宣言の中でも足を運んでくださるお客様がいました。
この出来事は、ザストにとって大きな転換点となります。
「店を支えるのは立地ではなく関係性」
「価格ではなく信頼」
そのシンプルで本質的な事実を、改めて強く実感したのです。
そこから、店舗改装やスタッフ採用を進め、ブランドの再構築が始まります。
オリジナル商品の企画生産がスタートし、創業期と同じように「自分たちの手でものをつくり、責任をもって届ける」ものづくりが現代の形でよみがえります。
モノトーンに特化した新業態 HA NA RE を立ち上げ、HA NA RE the Second、HA NA RE カグラザカへと展開を広げ、ブランドとしての世界観がさらに深まりました。
そして念願のECサイトがオープン。
既存のお客様には取り寄せカタログとして、
新しいお客様には店舗へ足を運ぶきっかけとして機能するよう設計されています。
オンラインで商品を選び、購入前に店舗で試せる「お店で試着」を中心に、
ECと店舗を行き来しながら楽しめる新しい買い物体験をつくりました。
創業のころと同じように、変わらないものがあります。
人と向き合うこと。
信頼でつながること。
そして、お客様に喜ばれるものを、自分たちの手でつくり届けること。
ザストはこれからも、その思いを未来へつないでいきます。
1949戦後の物資が不足する中、図子田商店として縫製業をスタートします。初代が生地を調達し、桐生で仕立てた洋服を都内で販売する独自のスタイルが評価され、事業の基盤が築かれました。1956法人化し、衣料品の卸売事業を本格化します。高度経済成長の追い風を受けて事業を拡大し、海外にも複数の事業所を構えるまでに成長しました。1980〜DCブランド全盛期に市場が大きく拡大し、当社の卸売事業も最盛期を迎えます。業績はピークに達し、事業規模が大きく広がります。1983銀座のマクドナルド1号店を見た先代社長が将来性を感じ、栃木県足利市でマクドナルドのフランチャイジーを開始。株式会社アムズを設立。
以降、栃木県宇都宮市を中心に2025年現在で30店舗弱を展開。1990~バブル崩壊により市場環境が急変し、業績が大きく悪化します。この時期に先代社長が卸売中心から小売中心へと大きく舵を切ります。会社の方向転換となる重要な局面でした。2000~商社とのつながりを活かし、アウトレットの小売店舗を展開し始めます。これが現在のザストの小売事業の原点となります。2010~店舗数が増え、アウトレットとセレクトの両軸で店舗運営を拡大。多様な商品提案を行える体制が整い、事業の幅が広がりました。2020~コロナ禍をきっかけに、安さだけではない店舗価値を見直し、リアル店舗での体験を重視する方向へ転換します。複数店舗の改装を進め、スタッフ採用も強化。ブランド再構築の重要な節目となりました。2021オリジナル商品の企画生産を開始。素材選びからデザイン、生産、販売までを一貫して行うものづくりが本格化し、新たな強みが生まれます。2022モノトーンアイテムに特化した新業態「HA NA RE」を目白にオープンします。従来の業態とは異なる新しい価値を提案する店舗が誕生しました。2024VAアプリを導入し、店舗とデジタルをつなぐ顧客体験づくりを進めます。店舗での接客とオンラインの連動が強化されます。2025.12ECサイトがオープン。既存のお客様には取り寄せカタログとして、新しいお客様には店舗への入り口として機能するよう設計しました。オンラインで商品を選び、購入前に店舗で試せる「お店で試着」サービスを軸に、ECと店舗を自由に行き来しながら楽しめる仕組みを整えています。 ECと店舗が連動することで、ザストが大切にしてきた人の接客とリアル店舗の価値を、これからの時代にもつなげていきます。2026.32026年3月 日本橋オフィス 日本橋スタジオ開設
-
会社概要 Company
-
社名株式会社ザスト設立1975年(昭和50年)12月22日代表者代表取締役社長 吉村 佐知電話番号0277-52-6112URLhttps://zahst.co.jp事業内容婦人服の企画・製造・販売
「バルバリ」「HA NA RE」「アウザ」の店舗運営
ECサイト運営相生センター〒376-0013群馬県桐生市相生町1-420軽井沢研修センター長野県北佐久郡軽井沢町オフィス・スタジオ2026年春 開設
日本橋オフィス
日本橋スタジオグループ企業 : 株式会社 図子田商店
社名株式会社 図子田商店創業1949年(昭和24年)4月1日設立1956年(昭和31年)6月30日代表者代表取締役社長 図子田 英佐所在地〒376-0013群馬県桐生市広沢町2-3037-2電話番号0277-52-6111事業内容グループ会社の資産管理業グループ企業 : 株式会社 アムズ
社名株式会社 アムズ設立1983年(昭和58年)1月31日代表者代表取締役社長 図子田 英佐所在地〒376-0013群馬県桐生市広沢町2-3037-2電話番号0277-52-6115事業内容ファーストフード製造販売業
(マクドナルド フランチャイジー)