
value と variety の原点

忙しい世の中になりました。
朝はスマートフォンの通知から始まり、移動中はイヤホンで情報を浴び、
買い物はワンクリックで完結します。レストランも映画も旅行も、比較と最適化の連続です。
そんな日常の中で、洋服は少しずつ主役の座を降りつつあります。
かつては新しい服を買うことが週末のイベントであり、季節の変わり目は一大行事でした。
今はどうでしょうか。
忙しさの中で、服は効率よく選ぶもの、失敗しないもの、
間違いのないものへと位置づけが変わってきました。
メーカーの姿勢も変わっています。
精度を上げ、在庫リスクを抑え、売れるものを売れるだけ作る。
チャレンジは減り、データに基づいた堅実な企画が中心になります。
それは決して悪いことではありません。闇雲に大量生産する時代ではないからです。
しかし同時に、どこか物足りなさも感じます。
洋服は本来、選ぶ楽しさがあるものです。
気分で選び、たまには少しだけ背伸びをしてみる。思い切って色を変えてみる。
そんな小さなチャレンジが、その日の気分を少しだけ上げてくれます。
ーー 効率だけでは測れない価値が、洋服にはあります。

バルバリという名前は、value と variety を組み合わせた
造語です。価値あるものがたくさんある、という意味を
込めています。
もともとはメーカーが作りすぎてしまったものや、
さまざまな事情で残った商品を、ありがたく譲って
いただき、アウトレットとしてお届けしてきました。
今でもこちらから営業をしなくても、しょっちゅう新しい
仕入れのご相談をいただきます。
思いがけないブランド、想像を超える価格、通常では
出会えない商品。
毎回がまさに宝探しです。
オンラインショップも始めましたので、
本当はすべてをそこでご紹介したいと思っています。
けれど残念ながら、オンラインで販売することを許可して
いただける商品は多くありません。
さまざまな大人の事情があり、店頭販売限定となる商品が
ほとんどです。
中には、近くに定価で販売しているショップがある
地域では取り扱いを控えるなど、配慮をしながら
展開しています。
その結果、店舗ごとに扱う商品も雰囲気も違います。
同じバルバリでも、場所が変わればまったく違う
顔になります。


ネットで何でも買える時代です。
けれど、本当にお買い得な商品ほど、
実はオンラインには出てきません。
さまざまな事情があるからこそ、
店頭にしか並ばない逸品があります。
だからこそ、バルバリの店内は宝探しのような空間です。
何があるかは、その日次第。その店舗次第。そのタイミング次第。

忙しい世の中で、洋服が主役ではなくなりつつある今だからこそ、
あえて時間を使って選ぶ楽しさを味わってほしいと思っています。
効率ではなく、発見のための時間。
ぜひ、店舗に足を運んでみてください。
そこにはネットでは出会えない価値あるバラエティが待っています。